今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜

猛禽類(フクロウが主)についてつらつら書きます

鳥について悶々と考えたこと

鳥の脳についての本を読んですごく刺激を受けたので、悶々と考えていることなど綴っていこうと思う。



まず、鳥が鳥頭と言われて馬鹿にされていた理由について
脳の構造的に人間でいう、計画性 柔軟性 作業記憶を行う前頭前皮質を鳥が持ち合わせていないから(人間の脳のシワクチャな部分)だ。
しかし今では鳥の巣外套尾外側部が同様の機能を持ち合わせていると考えられている。



「道具を使う鳥」
約1万種もの鳥類の中で道具をつかったり作成したりする鳥類は数十種ほどしかいない。
例えば賢いと言われるヨウムやインコ、カラスなどである。
道具をつかった行動とは
・硬い地面に木の実を投げつけ中身を取り出す
・底の深いコップに入っている水に石を入れてカサ増しして飲む
・木の枝や針金を曲げたりして取れにくい餌をとる
などなど
そしてなんとアナホリフクロウも道具を使うという
いや、道具というよりも自分で生成したものを使うというか、、
そう、糞を使って虫をおびき寄せるらしい
うーん、、これは道具って言えるのか?と思ってしまう
ホルモンに近いアナホリフクロウに備わった機能のように感じるが、、、


町田 フクロウカフェ ラパーチェさん アナホリフクロウ



「遊びに目的はあるのか」
遊びの行動が見られる生物は哺乳類と鳥類だけという(一部の爬虫類も)
特に鳥では脳が大きく成長するまで時間がかかる種ほど遊ぶらしい
人間と同様に遊んでいると脳内物質(ドーパミンなど)が活発化する
遊びの種類は3つ
・飛びながら曲芸を繰り出す
・物体を使って(壊したりしながら)遊ぶ
・社会的な遊び(追いかけっこ、取っ組み合い)


あもちゃんはよく遊んでいる。
上手にリビングを旋回して止まり木に戻ってきたり
床に降りてカーペットに身体をこすりつけたり
靴下を見つけ出して引っ張ったり、、、
私は鳥類が遊ぶということを知らなかったので靴下に関してはただただ食べたがってるんじゃないかと心配だった。
繊維をカミカミ切り裂くことを楽しんでいるの?
おそらくあもちゃんは遊んでいるんだと思う。
きっとドーパミンが出て楽しいと思っているのだろう
そう理解すると益々愛おしくなった。
すぐおもちゃを取り上げてしまっているが、じっと見届けてあげよう。



靴下で綱引き〜アフリカオオコノハズク〜


「動物は自己認識ができるのか」
「鏡を使って鳥の自己認識を調べる」
カケスを使った実験が代表的だが、本当に鏡に映った自分の姿を認識しているのか明らかにはならなかった
別の本ではハトの実験で認識を示す行動が見られたとも書かれている。



あもちゃんと一緒に生活していて、あ、今鏡に写っている姿を認識してるんじゃないかと思う場面が多々ある。
夜窓際によくいるが、窓に写っている自分に気付いている気がする。
窓に写った私たち飼い主を認識するそぶりも見られる
幼い頃(2歳以下)のあもちゃんを知らないが、きっと前の飼い主さんの家やフクロウカフェでも窓際にいたから窓の反射に気付いているのでは?




こちらの本も紹介


具体的に色々な研究が書かれているのでより深く鳥の脳について理解できる。



証明できる実験をすることはできないけど。
観察を通してフクロウの行動について考察することはできる(独りよがりで勘違いだとしても)
フクロウの目線で世界を考えると新鮮な気持ちになる
私自身のドーパミン放出の起因はフクロウの観察と考察である。
初めてフクロウカフェに行ってから5ヶ月ほど経過した
こんなに持続して考えられる対象に出会えたこと本当によかったと思う。


これからもよろしくね。


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