今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜

猛禽類(フクロウが主)についてつらつら書きます

フクロウの健康診断 あもちゃん 2021年 血液検査・レントゲン検査 〜感染性の疾患(特に呼吸器系)の確認 腎機能の確認〜アフリカオオコノハズク

前回の記事の続き



あもちゃんの健康診断に行ってきたのでまとめる。
今後は血液検査の値なども書いていきたいと思う。


便の顕微鏡検査は問題なし。
身体検査は良好。


○レントゲン検査
良好


レントゲン検査では側面と正面の写真を撮られた。
側面の写真では気管や肺がよく見える。
アスペルギルスの感染でカビがあったり、炎症を起こしている場合は白い影が見える。
胃や腎臓の大きさ等も確認できる。
正面の写真では肝臓が良く見える。


○血液検査
単球(感染症の指標)
11%であった。 
少し高めだが許容できる範囲ではある。
ただ、その子自身の基準値をみるためにも定期的に見る必要がありそうだ。


尿酸値(UA:腎機能や痛風の指標)
14.6mg/dl
先生から高めで気になる値だと言われた。
2020年4月上旬、別の病院で血液検査をした際18.8mg/dlであった。
もちろん指摘され、すごく不安になって色々調べた。
各病院で基準値は違うだろうが、大体 8-14mg/dl   くらいかと思う。
この値が高くなると腎機能の低下が疑われる。
腎臓は身体の中の毒素など不要なものを除いてくれる大切な臓器である。
また、尿酸が溜まると痛風の危険性もある。
痛風を持つ猛禽類は関節部分に尿酸が溜まり結晶になり赤く腫れてしまう。
足関節に溜まった場合痛くて立てなくなることもあるそうだ。


尿酸値が高いフクロウはSNSでもよく聞くので、飼育者にとって1番気になると思う。
皆、飲水が大切であると口を揃えて言う。
また、尿酸の値が、投薬や補液で改善した症例もある。
今回、まだ基準値よりは高いものの、前回より下がって嬉しかった。
意識して飲水させる様にしているので今後も続けていく。


あもちゃんは休日窓際にいることが多いが、なぜか窓際では糞をしない。
朝から夕方まで窓際にいるので、長ければ10時間糞をしないこともある。
溜め糞は身体に悪いので、休日は定期的に糞をしてもらうよう移動している。


↓以前のあもちゃんの健診の記事
フクロウの健康診断 〜はじめての血液検査〜 - 今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜


「猛禽類の健康診断」について改めて記事を書いた↓
フクロウ(猛禽類)の健診はどこまで受けるべきなのか - 今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜


猛禽類診察可能な病院 かかりつけ医がないこちらをご参照を


目どうしたの?!ってびびった時の写真
羽根が瞬膜に張り付いてるみたい


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