今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜

猛禽類(フクロウが主)についてつらつら書きます

ふぐちゃんの生活環境〜温度湿度管理 日光浴 水浴び〜

オナガフクロウのふぐちゃんを迎えてから気をつけていることをまとめる。


ふぐちゃんは、我が家にすぐ馴染んだ様子。
神経質な種といえど5年間フクロウカフェのスタッフとして人間に囲まれて生きただけあり、人間が発する音(生活音)に慣れているようだ。
でも、ストレスをなるたけ与えないように努めている。


オナガフクロウのような神経質なフクロウをお迎えする際は極力ストレスをかけないことが大事と言われている。
(例 キンメフクロウ シロフクロウ カラフトフクロウ ウラルアウルなど)
大阪のアウルワンさんでは、お店でオナガフクロウを迎えた場合、最初のころはアンクレットをつけずに、バリケン(ゲージ)等に入れて1週間様子を見るそうだ。
移動等でストレスを抱えているので、まずは刺激を減らして環境に慣らす必要がある。
エコちゃんの時を振り返ると、2羽目だから(あもちゃんの次に迎えたフクロウ)と少し余裕をブッこいていたのか、2日目にして屋上へ連れて行ったりと無駄にストレスを与えてしまった。
お迎えしてから早々にアンクレット交換や健診などへも連れていっていた(すごく後悔している)。


ふぐちゃんは、バリケン(ゲージ)に入れる方が暴れるので床置きの繋留で様子を見ていた。
夜は据えたり、繋留を外して自由にさせてあげたりもした(飛べないので床をテクテク歩いている)。


3日目 据えてご飯
4日目 夜120分間据えても嫌がらずじっと腕に上にいた
5日目 豪快な水浴びを目の前で披露


さすが5歳のフクロウ。
肝が座っているのか物怖じしていない様子。


12日目 初めて屋上で日光浴
19日目 病院で健診のため移動 
    この日からチョコチョコと外へ連れ出す





<気をつけていること>


○空気の入れ替えを徹底する 湿度や温度に注意
換気
定期的に窓を開ける。
留守時も泥棒が入ることがない窓は少し開けている。
暖かい日は扇風機で空気を循環させる。


湿度
40-60%を目指している。
湿度が高いと菌が繁殖しやすく、アスペルギルス症などの感染の恐れもある。
夏場湿度が高いと、身体の中に熱がこもってしまうようだ。


逆に湿度が低いと、足が乾燥してひび割れたりする恐れもある。
他、目や鼻などの粘膜も乾燥してしまう。
人間同様の症状がフクロウにも起こると考えるべきだ。
最適な湿度を保つよう心がけたい。
(なかなか調整が難しいけど、、、💦)


温度
GW付近は急な温度上昇がある。
朝、天気予報をみて日中は監視カメラでモニタリング。
一応エアコンは27度以上になったら自動でつくようにしている(エアコンの温度計は室温よりも2度ほど高い気がする)。
でもまだ、ふぐちゃんの許容温度がわからないのでこの連休中にわかるといいなぁ。


○日光浴をしっかりさせる
オナガフクロウは寒い地域の個体ではあるが。
白夜と言われる時期には24時間ずっと紫外線が当たっている。
同じ地域に住んでいるシロフクロウやカラフトフクロウにも言えることだが、骨を強くするためにも他のフクロウ以上に日光浴は欠かせないと聞く。
しっかり給水させながら日光浴をしている。



ふぐちゃん 初めての日光浴 〜オナガフクロウ〜



霧吹きからの飲水 比較動画 〜アフリカオオコノハズク〜


紫外線の大切さについて、ハンティングアニマルさんのブログのURLを載せておく。



骨が弱いと、メンテナンス等の保定の際、折れやすくなる可能性がある。
また、カルシウム不足でかかりやすい病気は、くる病である。

特に幼若鳥の日光浴が大事になってくる
骨は弱くなって足で立てなくなったり、関節が変なふうに曲がってしまうことがある



○ベストな水入れ容器探し中
休日は広めの四角いピンクのプラケース。
お留守番中は丸い洗面器を使用しているが
もっと良いものがないのか探している。
色んな方の使っている水入れ容器をSNSで見ては考えての日々、、、
良い出会いがありますように。



繋留時の水入れ検討中 〜オナガフクロウ〜


水浴びをよくするので、羽根などについた汚れが落ちるというメリットはある。
羽根には菌だったり、ダニがついてる恐れがあるので綺麗にすると病気の予防になる。
水も同時に飲んでくれるので腎臓病の予防にもなって良い。


今後も色々振り返りながら生活環境を改善していきたいと思う。


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