今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜

猛禽類(フクロウが主)についてつらつら書きます

富士花鳥園 フクロウの食事や飼育環境について 雌の産卵について

富士花鳥園に初めて行ったのは2021年の夏
高齢のフクロウが沢山いる
飼育員さんが皆優しくすごく話しやすい場所だ
今回は、20年以上フクロウを飼育した実績のある富士花鳥園ではどのように飼育しているのか気になり、色々と質問させてもらったことをまとめる


富士花鳥園を紹介した過去のブログ
富士花鳥園の魅力 ~珍しいフクロウが見られる施設 その4~ アオバズク - 今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜


富士花鳥園 最高齢フクロウ、老鳥との暮らし方について - 今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜



〇食事について
ヒヨコ+サプリメント
コスト面を考えると、基本的に上記の内容になる
全ての鳥に日光浴させられないため、サプリメントで補給をしているようだ
家庭で飼育しているフクロウに関しては、餌の種類を替えたり、日光浴をすることによってさまざまな栄養素を補給しているので、サプリメントを無理に摂る必要はないのではと
おなかの調子をよくするために、ビオフェルミンを与えているらしい
人間が使っているもの、中型~大型なら1/4錠、小型なら1/8錠、毎日与えても問題ないとのこと


ただ、詳しくは聞いてないけど、個体差に合わせて餌を変えてるだろう


太らせすぎるのも良くないという考えもある


〇生活環境
除湿と換気!!
以前記事にまとめたが、フクロウ飼育で一番大切なことだろう
フクロウの飼育~換気と除湿の必要性について~ - 今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜
花鳥園内も工夫されており、シロフクロウ、カラフトフクロウ、オナガフクロウのいる鳥舎の床はコンクリートではなく砂を敷いていた
通常コンクリートで水を流す方法で掃除するが、これだと急激に湿度が上がるため、
北の国に生息するフクロウ達の部屋には砂を敷くようにしているのだとか
夏場は換気を気にかけ、極端に部屋の温度を冷やすなどはしていないそうだ
ある程度日本の温度に慣らせつつ、換気と湿度には気を付けることが大切だとか


フクロウが起こしやすい病気の1つに、バンブルフットのことを指摘していた
フクロウはあまり動かないので、ずっと同じ止まり木につかまっていると、一部分に圧がかかりバンブルフットになることも多い
色々な種類の止まり木を用意して圧を分散させるように工夫する必要がある
やはりその中でも人工芝はバンブルフットの予防には良いようだ
(ただし、傷がすでにある場合は傷を広げるので要注意 関連記事↓
フクロウの足の怪我についての振り返り - 今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜
)


◯繁殖時の注意点(雌の産卵について)


卵が作られているなと気づくポイントとしては、
・食事量が増える 体重増加
・羽根むしりが増えてる
・止まり木ではなく地面に降り、角へ移動しようとする
・抱卵班が見えてくる
などが見られるそうだ
このような徴候が見られた場合、おなかの方を触って卵の殻が形成されてないか確認する


巣に入るような産卵体勢になった際は、部屋を暖め、湿度を上げてあげる
湿度を上げると卵が出やすくなるそうだ
産卵時は食欲は落ちるが、カルシウムの多いマウスがおすすめだとか


Youtube動画を紹介する
深谷花鳥カフェの店長が公開している動画だ
店長は、富士花鳥園の系列店である加茂花鳥荘で勤めており3年前に埼玉県深谷市でカフェを開いた
深谷花鳥カフェの魅力 〜珍しいフクロウ・猛禽類が見れる施設 その6〜 - 今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜



日本一?ご長寿フクロウの秘訣


この動画では基本的に2つのことに気をつけているという
換気
あまり太らせないこと


メインひよこで週一マウス週一絶食日を設けるという
他の動画でサプリメントの紹介もあり使用しているようだ


我が家はうずらメインで、暖かい時期はひよこを使ったり栄養不足感がある時はマウスを使ったりしている
最近感じるのは空腹時間の長さの必要性
たんぱく質ばかりをとる肉食動物は尿酸が体内に溜まりやすかったりして内臓に負担をかけている
あもふぐ共に代謝がいいので2回食にしているが
暖かい時期は1回食にし24時間以上の空腹を作っている
中型以上は48時間の空腹ができるがあもふぐはどうなのか少し不安ではある
ちなみに深谷花鳥カフェのアフコノは48時間絶食を行っているようだ


高齢のフクロウを見てきた実績のある施設は少ないので今後も通って色々相談していきたい



×

非ログインユーザーとして返信する