今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜

猛禽類(フクロウが主)についてつらつら書きます

フクロウ多頭飼育のリスク 2羽以上のフクロウの同時放鳥の危険性 注意喚起 アフリカオオコノハズク オナガフクロウ

今回はフクロウを飼育する上で起こった、アクシデントについて書く
一部の方にとってはリスク管理ができていないダメ飼い主と写ると思うが、自分自身もその通りだと自覚している
今後2度と同じことを起こさないためにも文章に残すことにする


<フクロウの紹介>
アフリカオオコノハズク あもちゃん 4歳 体重200g


オナガフクロウ ふぐちゃん 6歳 体重240g



<事件>
仕事から帰宅して、あもちゃんをまず放鳥させると、ふぐちゃんの近くの止まり木に着地した
その後ふぐちゃんを放鳥させたら、すっとあもちゃんの隣に移動して
そのままあもちゃんの首根っこを噛もうとした
止めに入るとふぐちゃんは私の手を噛んで掴み、左足ではあもちゃんの足首を掴んだ
夫に助けを求め、左足を取ってもらい、あもちゃんを救助(約1分経過)
その後ふぐちゃんは私の手を噛んで掴んだまま1分以上経過してようやく離してくれた
床を見るとあもちゃんの羽根がたくさん落ちていた
(ストレスを感じると毛が抜けやすくなる
換羽とは違う)




<経過>
ふぐちゃんを繋留した
あもちゃん足首は問題なかった
その後ご飯を食べたが問題なく食べていた
立ち直りは早い


<今までの2羽の関係>
お迎えしたばかりの時ふぐちゃんの羽根が短くあまり飛べなかった
あもちゃんもあまり脅威に思ってなかったのだろう 
2羽隣で過ごすことも何度かあった


羽根が生えて飛べるようになってきてから
我が物顔になったふぐちゃんはあもちゃんの止まり木に行って、場所を退かせたりということもあった
危ないと思い、同時放鳥をやめていた


その後また、ふぐちゃんの羽根が何本か折れて飛べなくなった
高いところへ行けなくなったので同時放鳥も再開した
そこで油断していた


<攻撃するフクロウ>
ふぐちゃんはあもちゃんをどういう対象で見ているのだろうか
獲物? 
テリトリーから排除すべき異種?
状況だけ見ると、お腹が空いているタイミングにあもちゃんを襲っているので、食べようと思っていたかもしれない
ただ、食後もあもちゃんを狙っていた
テリトリー意識があるのだと思う


その後のあもちゃんは怯えてると言うよりも、隙を見てふぐちゃんを蹴りに行くことががあり、よく睨んでいる
負ける気はなさそうだ



<ふぐちゃんに対して思ったこと>
今回の事件で一瞬あもちゃんの死が頭の中によぎって
ふぐちゃんのことが怖くなり、少し憎しみを抱いた
数日感は危険動物を扱うかの様に過ごし、放鳥はさせなかった


ふぐちゃんはどこで攻撃を学んだのか
5年間フクロウカフェで生活していて、おそらくずっと繋留されていた
時々仲が悪くなるフクロウが現れたかもしれないけど、基本的に交戦はなかっただろう


落ち着いてふぐちゃんの行動を思い返すと
野生身のある本能的な行動だったなと妙に感心した



<今後の過ごし方>
あもちゃんとふぐちゃんは基本的に近づけることはしない
ふぐちゃんを繋留しながらあもちゃんの放鳥はするが
ふぐちゃんの放鳥時はあもちゃんには別室に居てもらうことにする


お留守番の時の繋留場所はお迎え時からそうだがお互いが見えない場所にすることを続ける


何もあもちゃんに怪我がなかったから良かったけど
フクロウの多頭飼いによる悲しい事件の報告はある
当事者にならないようこれからも気をつける


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