北海道フクロウ(猛禽類)巡り 道東の旅 猛禽類医学研究所 バックヤードツアー
以前ブログ記事でも紹介している施設、猛禽類医学研究所へ行ってきた。
猛禽類医学研究所について 齊藤慶輔さん - 今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜
施設が改装され、2021年からバックヤードツアーも再開され、ずっと行きたかった。
改装された施設内は綺麗だった。
シマフクロウ・オオワシ・オジロワシの骨格
シマフクロウの剥製
13時からツアー開始。
最初の20分ほど、活動内容の説明、
その後終生飼育のオジロワシ、オオワシのゲージ内を近くで見学、傷病鳥の治療を行う場所の見学、質問タイムという流れ。
研究員さん、獣医師さんの2人がおられ、どちらにも質問をすることができた。
説明内容は、基本的に本を読み知っている内容がほとんどだったが、
実際に終生飼育が必要な個体たちを見ると色々と考えさせられることも多い。
オジロワシ アヒル寝していて可愛い
質問した内容としては
・終生飼育個体で繁殖することはあるのか?
常にゲージ内に数十羽いるので繁殖することはない。
・人間と同じように鳥類に血液型はあるのか?
輸血前のクロスマッチは行うけど、基本的にどの鳥種の血液でもお互いに輸血できる。
理論上、オジロワシの血液をシマフクロウに使うこともできる。
ほか、食事内容とかサプリメント使用の有無、絶食のある無しとか聞けばよかったなぁと…。
改装前のバックヤードツアーの様子が書かれている記事を発見。
かなり内容が違うみたい。
『冬ではない道東へ!(5)猛禽類医学研究所バックヤードツアー』釧路(北海道)の旅行記・ブログ by こまさん【フォートラベル】
シマフクロウも見れるかなと淡い期待をしていたけど
野生復帰をする予定の個体や繁殖が可能な個体は人目に慣らせたくないという思いなどもあるのか、改装してからツアー内容も変えているようだ。
野生の猛禽類の交通事故や鉛中毒などの事故が道内で多いようで、実際に道を走っている時に、対策されていることを実感できる場面が複数あった。
橋に等間隔でつけられているポール
ワシなどが低く飛んで車にぶつからないように対策したものである。
また、道路は時折凍結対策等も兼ねてかコンクリートの形状を変え、デコボコになっており、音が鳴るところもあった。
また、事故の例としては風力発電のバードストライクなどもある。
人工物による事故があまりにも多い。
その現状を知り、何ができるか考えることが大切。
北海道で活動に参加することは今のところできないけど寄付はできる。
施設内でグッズの販売もあったので購入した。
グッズはサイトでも購入可能。
ほか、施設への寄付方法についてサイトに載っている。
その後しったのだが、Amazonの欲しい物リストが定期的に更新されているのでこちらで手軽に寄付もできる。
シマフクロウの保護活動をしている組織として大きいのは「日本野鳥の会」。
活動が以下のURLから見ることができる。
フクロウに出会わなければ、猛禽類、鳥類に興味を持つことは無かった。
野生の鳥類に目も向けなかっただろう。
ほんと、微力・・・。
ほんの少しの金額しか協力できないけど
これらの保護団体を今後も応援したいし、出来ることがあればいいなと思っている。