今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜

猛禽類(フクロウが主)についてつらつら書きます

北海道フクロウ(猛禽類)巡り 道東の旅 釧路市動物園① タンチョウ シマフクロウ

猛禽類に会う旅
最後の場所は釧路市動物園
釧路市動物園



シマフクロウに沢山会えるだけで良いやー
きっとさびれた感じの動物園だろうなと
そこまで期待してなかった← 失礼
だけど今回の旅で一番衝撃的だったし色々考えさせられた


鳥類を中心に展示動物を紹介


<タンチョウ>
真っ先に目についたのが義足

怪我をした個体を保護する活動を釧路市動物園は行っている

怪我をした原因は色々


タンチョウは一時期日本国内で絶滅したと思われていたが1920年に確認された
1950年には約30羽ほどだったのが今では1500羽以上いるらしい
動物園でも繁殖を試みており、今年も1羽雛が産まれたようだ
タンチョウ保護施設のアカウントを発見した




脚を失い義足となったタンチョウ・モモの物語 懸命な手術とリハビリの末に…(釧路市動物園)【どうぶつ奇想天外/WAKUWAKU】


ちょうどタイミング良く釧路市動物園のモモを紹介している動画があった
かなり早い段階で義足を装着するみたい



その他タンチョウ保護団体


タンチョウ保護研究グループのホームページへようこそ!


日本野鳥の会でも保護している



<シマフクロウ>

繁殖のため雌雄一緒に入っているゲージ
この日は雌は居なかった
この子はトカチ
1999年生まれ 2000年に保護された個体
一緒に住んでいる雌のムムは1995年動物園内で誕生した
水飲み場のすぐ近くに体重計があり、ここに止まると自動的に体重が測れるようになっている


最近の体重は2.78kg 
軽い印象
これから秋になると体重が増えることだろう


シマフクロウの展示はもう1か所あるのだが
鳥インフルエンザ対策とやらで網がかかっており中が見えにくく写真はあまり撮れなかった
ただ、ちょうど飼育員さんが小屋の掃除や餌やりを行っていたので話しかけたら快く色々と教えてくださった
頭上にシマフクロウが警戒している状況で←



・基本的にゲージの中に入ってもシマフクロウは襲ってこない


ご飯を置いても、人前ではあまり食べないようだ
ゲージの中に入っている時はストレスを与えないように目を合わせないようにしているようだ
「シマフクロウはビビリだから襲わない
だけどクマタカは襲ってくる」
なんと!



・シマフクロウに与えてるご飯は魚のみ 


サプリなどは入れていないらしい
その他のフクロウやタカ類にはひよこ、馬肉、鶏頭、魚などをあげているらしい
兼ねてからの疑問、鶏頭は安くて手に入りやすいのではという質問に対し、実は入手が難しいとのことだった
コラーゲン等たっぷりで一部の美容品に使われてたり、ドッグフードなどに使われてたりするから意外と需要があるようだ
鶏頭のメリットは食べにくい分工夫して食べようとする
知育のような感じ



・シマフクロウの換羽期に抜けた羽根は個体ごとに改修して学芸員さんに渡す


絶滅危惧種であるシマフクロウ、羽根一枚たりとも私欲のために利用してはならない
販売などもっての他
羽根の様子から健康状態等わかるだろうし
今後の研究にも活かされることだろう



シマフクロウ飼育の裏側について質問することができて本当に楽しかった
次の記事ではフクロウの森にいるフクロウたちの紹介を行う


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