今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜

猛禽類(フクロウが主)についてつらつら書きます

本を出版するにあたって

今回の記事では、自分の考えを書く。
おそらく数年後には考え方も変わっており、自分の属する?(簡単にカテゴライズできる話では無いが)ところが違ってくるだろうなぁと思いつつも、今の思いをまとめておく。


現在本の出版のため準備している。

内容の精査は終わり、あとは印刷にかけるのみである。
去年5月に電子書籍を出版した時、修正不可能な紙という媒体で出版することに対して抵抗があったため、作ることはないと思っていた。
しかし、去年11月ころから、紙の本を出版することを前提に、全てのブログ記事を読み返しながらまとめていった。


紙の本にするという目標を立てたものの、

自分1人で読み返して修正しても気づけないことも多いので、新しいサイトで文章を再構成、その後YouTubeに投稿するという方法で2回、客観的に内容を精査する機会を設けた。


しかし、自分だけの力では、自分が間違っているのか気づくことは難しい。

今回出した本は、私に取って間違いがないと思い込んでいる内容ではあるけど、誰かから見たら間違えだらけかもしれない。

私が書き、まとめようとしている内容は、ごく普通の基本的なペットとの付き合い方だと思っている。
特に猛禽類界隈で話題となる、飼育方法や餌の種類について、私は断定的なことを書いていない。
それぞれのメリットとデメリットをまとめ、偏った考えを押し付けないようにしているつもりである。


個人的な話として、本の中でフクロウの病気について取り上げている。
この内容については、確かに、私が経験したものでしかないので、参考にされても困るし、私が責任を取れる内容ではないと思っている。
それでも病気のことやエコーの死についてのこと、その後の自分の心の動きを書いてまとめたのは、再び同じ状況に置かれた時、自分の書いた文章に、救われたからである。
ふぐの死が結果的に、本を出すことの後押しとなったのは、皮肉ではあるが、真実である。


ふぐの件については詳細を書くことを避けてきた。

今後も書くことはしないと思う。

ふぐとは、エコーが亡くなって3ヶ月後に、たまたま関西に行ったことで出会えた。

こんなにツキがあるなんて本当にすごいと思った。

ふぐとの別れは、自分ではどうしようもできない状況だった。

しかしその状況を作り出したのは自分であることに間違えはない。

どんな事象も何かのせいではなく、最終的に自分の責任となるのだ。


私が情報を追求するようになったのは、悔しい思いをしてきたからだ。

この3年半で結果的に2羽のフクロウを死なせている。

エコーの死については具体的に分析して本にもまとめているが、エコーとふぐに共通する、大きな原因を一つ書くとしたら、私の思い込みが招いた結果だと思っている。

情報を鵜呑みにしていた。

根拠を考えず、安易に試したことが沢山ある。

バイアスを取り払えず、周りからの評価や、フォロワー数、実在する店舗であるなどと言うことから、信頼して、正しい情報だと思い込み、試してきた。

失敗を続ける中で、全てを信じてはいけないと気づいた。

もしかしたら今も嘘を信じ込んでいるかもしれない。

考えれば考えるほどわからなくなる。



「情報リテラシーとは」ということをずっと考えながら本をまとめてきた。

私が出した本で、たくさんの誤解が生まれる可能性はある。

しかし、読者さん自身の情報リテラシーを信頼したいとも思っている。


「情報リテラシーとは」

世の中に溢れるさまざまな情報を適切に活用できる基礎能力のこと



本の注意事項

これはHow To本ではありません。

フクロウ飼育者の個人的な体験談です。


この前提があってこそ、成立することを心得ていただきたいと思う。


そして、実際の猛禽類の世界、知識は幅広く深い。

私は今まで雛を孵化させ育てたこともなければ、

フクロウを外でフライトさせたこともない。

読んでいる本も少ないし、論文を読み込んだことはない。

知らないことばかりである。

これからどこまで興味を持って調べていくかはわからないけど、もっとフクロウのことを知りたいと思っている。

そして自分の中で消化して納得したものだけをブログ等で伝えて行きたいと思う。


私は文章を書くことが好きだけど、文章で全てが伝わってるとは思わない。

直接お話しする方が良いと思っている。

なので、色々な飼い主さんに会いたいと思っている。


フクロウを飼育したことによって様々な方と出会うことができて嬉しく思っている。

色んな考え方や価値観をもつ方に出会えてとても楽しい。


と言うわけで今後もよろしくお願いします。




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