今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜

猛禽類(フクロウが主)についてつらつら書きます

フクロウ〜フクロウの本〜

フクロウ 宮崎学 写真集



長野県中川村 フクロウ谷
準備等含め3年程通い詰め撮影
多い時は年200日小屋に泊まり観察。
学習能力が高いフクロウはだんだんと作者を認識し、警戒も薄くなり自然な姿を見せるようになってきたそうだ。
人間と共存する野生生物は多い。
中川村には養鶏場があり、鶏の餌を狙うネズミたちも増えそれを食べるフクロウも住み着くようになったらしい。
今日の自然界に生きる野生動物たちに人工物を拒否する個体はいない と本書に書いてある。
自然破壊が進む昨今それを食い止めようとする人も現れ、逆に人工的な鳥小屋を設置することで巣として利用してもらう取り組みもある。
傷ついた野生生物の保護活動をしている団体もあるし
人間が自然界に介入することは不可欠なのかもしれない。
自然に合わせ絶滅することもあるだろうが、絶滅の原因が人間にあるならそれを食い止める義務も人間にあるのかもしれない。


フクロウの狩のシーンや巣内の様子などの写真が多数掲載される本書(写真集だもの)
フクロウの生態についても書かれている
・秋に食べるノネズミの数で翌春産む卵の数が決まること。
人為的にノネズミを与えた年があったそうだが去年までは2つだったのがその年は4つ卵を産んだそうだ。
・獲物をおさえる直前 捉える瞬間 大切な目を保護するためまぶたを閉じている(でもそれは一瞬)。
あもちゃんを見ていると食事のとき眼をつぶる癖もありこの習性に由来するのかしらと想像してみたり。
・巣立った雛も寄り添うが1-2日経過したらそれぞれ別々に行動するようになる。
自然界の生物は割と早く親離れする印象。
家族間 兄弟同士であってもそうなのか。
・トバト 3日間かけて 2時間かけてゆっくり食事
フクロウは餌を保管したり隠したりすることがあるとどこかでも読んだ。
あもちゃんも置き餌するとき割とゆっくり残しながら食べる。
餌をくわえキョロキョロする行為は他に餌を狙う敵がいないか確認しているからだろうか?
・母体がいじめられている時受胎率が高い
わざと家族間や他のフクロウ同士で体当たりすることもあるそうな。


日本で野生のフクロウに会いたいと思った。


今日あもちゃんを迎えに。
いない間改めて飼育方法について考えていた。
反省もある、、、
また一緒の生活を楽しもう。


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