今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜

猛禽類(フクロウが主)についてつらつら書きます

まーくんに関する様々な疑問(白内障のフクロウとの暮らし方)

6月27日はまーくんの誕生日である。
2023年、14歳になった。
まーくんの以前の飼い主さんのSNSの投稿をみさせてもらって、年齢と誕生日を特定することができた。


まーくんに神秘的なモノを感じてしまう今日この頃。
まーくんを神秘的たらしめている一つの要素は、おそらく白内障であるというところなのかもしれない。


白内障を持つフクロウを初めてみたのは富士花鳥園だった。
高齢のフクロウを見る機会があまりなかったため、色々と考えさせられた。


富士花鳥園 最高齢フクロウ、老鳥との暮らし方について - 今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜


白内障の子を見て、「可哀想」というネガティブな感情を抱いたことを覚えている。
しかし、まーくんと毎日過ごすと、この白内障の目がとても魅力的に思えてくるのだ。


光の加減で目の色が変わる。
目をよく見ると瞳孔は白内障で白いけど、周りのオレンジ色部分も茶色く濁っている。
オレンジ色の部分はいわゆる虹彩と呼ばれるところであり、茶色に変色したのは、白内障以外に他の要因があるのかもしれない。
他の白内障持ちのフクロウの目を見ると、瞳孔が白いだけで、虹彩部分がそのまま綺麗なオレンジ色の子もいる。
白内障は、いわゆる水晶体が濁っている状態。
他、目で濁る部分といえば、硝子体。

まーくんは水晶体だけでなく目の他の部分も濁っているのかもしれない。
目のことについてあまり詳しくないので、これ以上は詳しく書かないでおく。








積極的な治療はしないので、事故のないように注意して余生を過ごしてもらうだけなのだけど、フクロウの老化による様々な症状に興味がある。
病院に連れて色々と疑問点を質問してまーくんの病態を知りたいという気持ちもあるけど、
病院へ連れて行く負担を考えると、消極的になってしまう。
とりあえず、夏を越して涼しくなってから考えようかと思う。



まーくんがなぜ目が見えないのに目の前にご飯が差し出されると食べるの?!という疑問をコメントくださった方がいるが、
習慣(時間帯)、私の声かけ、目の前にあるものをついばむ習性、ぼんやり見えている、匂いを感じている、などいくつか考えられる。
何か障害を持った動物がそれに適応して、生活を続けて行くこと。
どういう感覚が育って行くのだろうと色々想像させられる。



まーくんと一緒に生活することで、私の中の様々なイメージや感情が一掃された。
ペットはどんな状態になってもめちゃくちゃ可愛くて、より一層深い愛情を感じる。
白内障になった状態を「可哀想」と形容するのは誤っていると認識が変わった。
一緒に生活をして、色々観察し、考えることで自分の中の価値観が変わることに気付かされる。


まーくんの生き様はとても刺激的で、様々な想像を巡らせてくれる。
本当に出会えて、一緒に生活できたことに感謝している。


ありがとう。長生きしようね。



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