今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜

猛禽類(フクロウが主)についてつらつら書きます

フクロウ 私の探梟記 〜フクロウの本〜

フクロウ 私の探梟記
福本和夫




図書館でフクロウと検索し刊行順に本を借りて読んでいる。
今回の本は古めである。
1952年 1969年に刊行されたものを再編成し1982年に本書が刊行された。
フクロウについての研究はどんどんなされているだろうが、当時の最新のフクロウ研究をまとめている。


・フクロウの目について、猫のように細くなると思われていたこともあったそうだが実際は人間の瞳孔に近く黒目が大小変わる。
・フクロウの足指は前に二本後ろに二本前後に付いているが、絵画で誤って前に三本後に一本で書かれているものも多いという指摘(厳密にはフクロウの種によって後者の場合もあるようだ)。


文学や絵画、民族的なところなど多面的に書かれている。
フクロウを題材にした実際の絵画とともにまとめた本がいつか出たら良いのになぁ。
自分でも調べてみたいと思った。


少し別の本と違うなぁと感じる内容はあった。
ピカソの飼っていたフクロウはコキンメフクロウだと思うけどアオバズクとなっている。
古いから間違ったのかもしれない。


日本人の書くフクロウに関する本は日本にゆかりのある内容が多いため頭に入ってきやすい
フクロウの研究、なんて楽しいのだろう。



×

非ログインユーザーとして返信する