今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜

猛禽類(フクロウが主)についてつらつら書きます

フクロウの病気 呼吸器疾患4~死因の検討 病気や対応についての振り返り~

エコちゃんの死因について振り返り中
フクロウの病気 呼吸器疾患3〜最後の日から火葬の日までのこと〜 - 今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜


今回は病気のことや、対応について、振り返る


<生理現象と病気>
くしゃみや鼻水、鼻づまりのような呼吸音(水抜き)
病気ではなく生理現象による可能性もある
特に、食後に上記の症状を見ることがある
人間でも、時々鼻がむずむずしてくしゃみをすることがあるし、寒さで鼻水が出ることがある
状況整理して考えることも大事かと思う 
全て病気ということはない
ただ、判断に迷うようならやはり聞くべきだろう
安全かどうか確かめるための病院なので、不安に思ったらすぐ病院へ行ったり誰かに聞いた方がいいと思う
(撮影できるようであれば撮影する どのタイミングにどんな様子でなど観察しておく)


<呼吸器症状の出る代表的な疾患>
呼吸状態が悪くなる疾患ということでパッと思いついた疾患はアスペルギルス症やオウム病であった


アスペルギルス症(真菌)
カビなどに含まれる真菌
最近寒くて締め切っている状態が続いていたため、しっかりと空気の入れ替えをする必要がある
冬は特に結露で湿った状態の時に窓枠にカビが生えることがある
気づいたら拭くようにする


オウム病(クラミジア 細菌)
今回のことをきっかけに気になったのであもちゃんもエコちゃんも両方検査してもらった
(結果が出るのにかなり時間がかかる)
人間にもうつる可能性のある厄介な細菌
オウム病を罹患した鳥として多いのが毛引き行動と聞いた


<今回の病気の原因について>
原因は不明である
菌を突き止めるための検査も早い段階で必要だったかもしれない
真菌が原因であった場合、考えられるのは風呂場生活、、
湿度など下げるように努めたけど、、、、
(部屋にもたくさん存在するので断定できないが)
そしてもし真菌を疑ってたら抗真菌薬を投与するべきだった
動物病院ではどちらとも細菌を疑って抗生剤を投与していた
また、先天的な病気の可能性もある
調べない限りわからないし、今後も調べることのない
運としか言いようのない話だ
先天的な疾患は生後6ヶ月くらいで症状が出る傾向にあるそうだ


<対応について>
体調が悪い時は室温を上げて安静にすることが基本だろう
最後の日のような状況の時は温度は28度以上にすべきだった
段ボールのようは箱を用意して周りの刺激を遮断する
湿度も重要で加湿器などを利用して40%以上は保つ
そして、ご飯は食べさせず、ブドウ糖を少しずつ飲ませて体力温存させる必要があったようだ


努力呼吸をしている際、酸素吸入のため動物病院へ連れて行こうと考え、行かなかったことに後悔したが、このような状態の時の移動は危険なので移動しなくてよかったのだと聞いてほっとした
対応に間違ったことはあったが、最後の時を看取ることができて良かった
(看取れなかった夫には申し訳ないが)


心残りは、頼れる人がいるのに、遠慮して躊躇してしまって相談できず、できるはずのことができなかったこと
いや、正直な気持ちを言うと、状態悪化している状況を受け入れられず、
状況を伝えて「もう助からないかもしれない」と言われることが怖かったのだと思う
薬が効くはずだという楽観的な考えも少しあった
家族だけで受け止めて、ただ神に祈る状況
私の悪い癖である
「状況が悪くなってからしか報告しない系部下」 の典型例
家族にもこれでよく怒られる
ちなみに、フクロウの不調の際にいつも連絡しているのはこちら
ラパーチェさん
Rapace|フクロウとふれあえるお店 (ラパーチェ)
電話でも、TwitterのDMでも 全国どこからでも問い合わせ可能
フクロウの状態が悪いことを相談すると、鳥を救いたいと本気になって色々教えてくれる
(店主さんの許可取らず毎回こうしてURL貼っている、、、すみません
問い合わせが増えて過労のないように、、、、、これまた祈るのみ)


自分が大丈夫って思いたいから、楽観的に考えたいから、
そのまま様子をみてしまうことは多いと思う
悪い方にばかり想像すると心が痛むからだ
でもやはり大事なことは行動すること
躊躇せずに行動、死なれることが一番、苦しいから


お迎えしたての頃のエコちゃん


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