今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜

猛禽類(フクロウが主)についてつらつら書きます

フクロウの健康診断 眼球内白濁(視力低下) 〜アフリカオオコノハズク〜

暖かくなってきたので健康診断へ行ってきた。
今回の健診で、あもちゃんの目が白濁していると指摘された。


原因はよくわからないけど眼球の黒い部分が白くなる鳥がたまにいるらしい。
タンパク質の変性が一説にあるともいわれている。
白濁が進むとキラキラとした目に見えるようだ。
フクロウは生後間もない雛の時(約2、3か月まで)瞳孔が白っぽい。
SNSに上がる雛の写真でも白いなと感じたことがあったがなるほどなぁと思った。


目の検査をするとき、瞳孔の収縮などを見るのだが、
鳥と人の目の構造の違いを教えてもらった。
人の瞳孔収縮と拡張は反射的に行われている。
明るいところでは自然に瞳孔がしぼみ、暗いところでは瞳孔が開く。
これは瞳孔の周りの平滑筋という自動的に動かす筋肉が関わっているからだ。
逆に、鳥類の瞳孔周りの筋肉は骨格筋であり、自分の意志で筋肉を動かしている。
人間でいう瞳孔反射は、鳥類では反射とは言わない。
人間はオート、鳥類はマニュアルで絞りを調整していることになる。
鳥類は光が入ってきたら、光を認識して自らの意志で瞳孔を収縮しているのだ。
あもちゃんの場合、目の検査で光を当てた時、瞳孔収縮の反応が遅いことから、
目が見えにくく、光が見にくいかもしれないという話をされた。



今回指摘された眼球内白濁は、白内障とも違うらしい。
白内障は、水晶(目の中でレンズの役割をする)が濁ってくるものである。
一般的には高齢な鳥に見られる。
ただ、人間は、若年性の白内障も稀にみられ(30代くらい)
若年性白内障の原因にストレスや紫外線も関係すると言われている。



あもちゃんの目の指摘は、以前もフクロウカフェの店主から言われたことがあった。
少し白っぽいと。
今回の健診でも専門的な医師からも指摘され、やはりそうだったのかと思った。


猛禽類診察可能な病院 こちらをご参照を



素人目には少しわかり辛い。
目の周りの黒い点々は特に異常では無さそう。
あもちゃんのトレードマークであり、密かに宇宙みたいだなっと思ってる。


ちなみに視界がぼやけた状態って想像できない人も多いと思う。
コンタクトを入れた状態でたくさん泣くとコンタクトレンズにタンパク質が付着する。
かなり視界が白くなってぼやける。
あもちゃんもこんな視界なのかな?と想像してみた。


今のところ、全くと言っていいほど生活に支障はない。
上手に部屋中を飛んで移動している。
時々移動に失敗してぶつかることはあるけど、それは家具の配置が変わったりした時。



視力の低下を防ぐためには何をしてあげたらいいのだろうか?
白内障は否定されているけど、鳥類でも、若年性白内障はあるかもしれない。
もし白内障だった場合は?
ストレスや紫外線が原因??
カルシウム形成のためには日光浴は大切だが、目のためには紫外線を避けるべきか?
うーん、、わからないからこれからも日光浴は続けていく。


目のことは、ただ経過観察するしかない。
状況に合わせて住みやすい環境をあもちゃんに提供できるようにして行こう。





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