今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜

猛禽類(フクロウが主)についてつらつら書きます

フクロウの吐き戻し 未消化 下痢① 経過

注意
今回の「吐き戻し」の症状を私は病院へ受診させず、詳しい方に相談するという方法で改善を目指した
「病院に連れて行かない」ことを良くないと思う方もいると思う
今回の対処を真似しようとせず、自分だったらどう対応するだろうかと考えるための事例として読んでいただきたい
病院へ行かないことを推奨しているわけでは決してない



2022年6月に入ってすぐふぐちゃんが吐き戻した
1週間前から室内の最高気温が28度を超すこともあり、エアコンを入れ始めたばかり
食事も2回食から1回食に切り替えていきたいなと思う段階でマウスを27g食べさせた次の日に吐いてしまった
その後食事量を調整してうまく行ってるかなと思った矢先5-7日後に再び吐くを繰り返した
消化器がかなり弱ったようで、消化不良の便も出て、ご飯の時も来てくれなくなった
1日絶食の後、再びご飯が食べられるようになり、食欲を取り戻すことが続いた
吐き戻しを度も繰り返すたび徐々に体重が減った
吐くことがない食材は何か、少量でも栄養の高いものをあげようかと
マウスひよこうずら全て試し少量から始めたが、ある量まで上げると吐いてしまった


日中吐き戻しがないか監視カメラでチェック
朝も起きた時床に落ちていないか不安だった
吐き戻しのある時の前後は監視カメラで見る限り昼間でも傾眠であった
そしてよく水を飲みにいっていた


7月に入り2日間吐き戻しが続いた
体重は6月初旬241g→7月初旬190gまで下がった
(一番太っている時は270g、その後235-245gを推移ししていた)


いよいよ自分ではダメだと思い、病院予約を取りつつ、行く前に一度相談しようと思いラパーチェさんに連絡をとった
前回のふぐちゃんの吐き戻し、エコちゃんの呼吸器疾患の病気の時にもお世話になったフクロウカフェ



ここからはあくまでラパーチェの店長の考えている内容で、他では対応が違うかもしれないことを念頭に読んでいただきたい
全てのフクロウに当てはまるとは限らない
そしてこれを素人が最初からできるわけでは無いことも心得、同様なトラブルを抱えている方は自分でやろうとせず、直接店長に問い合わせることをお勧めする


まずDMでふぐちゃんの状態と動画を送った
その後電話で話した(おそらくかなり混乱した口調になっていた)
お店へ行って直接みてもらうか考えたが、この暑い中の移動は危険だということでわざわざ家まで見に来てくれた


店長に連絡する前日に私は誤ったことをしてしまった
・消化器が悪いと思い乳酸菌を入れてご飯をあげた
(2週間以上乳酸菌を使っていた)
・固形物だから吐くんだと思い、チュールささみ味を混ぜてあげた(2食続けた)
・血糖が下がってはいけないと思いポカリスエットをあげた(1日)


これらは、動物病院で実践しているという噂をどこかで耳にしていたのでやってみた
上記対応が良い方向にいく場合もあるかもしれないが
ふぐちゃんの場合は逆効果であった
これらのものを使うことで、ご飯の味が変わってしまい、それだけで吐いてしまい食欲が減った
現に、乳酸菌入りのお肉をあげて2時間後に吐くことがあった
また、食べ慣れていないものであるため、消化器がびっくりして栄養を吸収できない
チュールを食べたふぐちゃんはまさに消化できておらず下痢便が続いた



ふぐちゃんはかなり弱っているように見え、筋力も体力も無くなったからか羽根がだらんと下がっていた
電話で「夕食は血を水で洗ったひよこを食べたいだけ食べさせてあげてください」と言われていた
9g食べてくれたが飲み込みにくそうだった
体力保全するために、温度を27度以上に保って店長が到着するのを待った




店長が我が家に到着し早速ふぐちゃんを見てくれた


「肉食あて触らせてくださいね」
ふぐちゃんの肉食当てを触った
「ん??ふぐちゃんいつも体重何gくらいですか。」
「235gかそれ以上をキープさせています。もうガリガリですよね…涙」
「これ、確かに痩せてるけど、痩せすぎではないです。
「え?!嘘でしょう!」
「今までが太り過ぎだったのかもしれないです。暑くなったから体重を減らそうとして吐いていたんだと思います。」
「えーー」
「便の状態が悪いのは、キャットフードとか乳酸菌とか変なものをあげたから。あとは、食べ慣れないマウスをあげて臓器にきてるかもしれないです。消化器が弱って消化できずに吐いて体重が減ってしまったんですね。」
「なるほど」
「良い身体の状況ではないです。数日で落ちる(亡くなる)ことはないけど、ボーダーラインにはいると思います。数日知らせるのが遅かったら(ラパーチェさんに相談すること)、落ちてた可能性があります。食事を改善して少しずつ回復させていきましょう。」


「温度も涼しくして大丈夫です。」
「本当ですか?私たちも暑すぎで熱中症になりそうだったから嬉しいです」
ふぐちゃんが脇を開けてたのは筋力低下ではなくただ暑かっただけ


エアコンの温度を28℃から24℃まで下げた


「色々熱心に調べていく中で、頭が混乱しているように見えます。今まで状態が良かったやり方に戻してあげてください。考えすぎです。」


グサッと来る言葉
色々な情報を得て鵜呑みにしてたなぁって反省した
大事をとってブドウ糖水を飲ませていただいた



その後、病院へ連れて行かず、毎日ふぐちゃんの便の写真と食事内容と量をラパーチェ店長さんに報告することを続けている
今日まででふぐちゃんは体重が200gまで増え
吐き戻しも2週間ほどしていない
この調子で回復を目指していきたい
次の記事はその後の経過と対応について
フクロウの吐き戻し 未消化 下痢② 経過 対応事項 - 今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜


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