今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜

猛禽類(フクロウが主)についてつらつら書きます

小動物飼養販売管理士受験 日本のペット業界について素人目線で感じたこと




SNSでチラチラと動物に関する資格を持っている飼い主さんがいるなぁと目についていた。
愛玩動物飼養管理士の試験を受けるという投稿を見ており、受けてみようかなと調べたら、試験日がだいぶ先だった。
熱い思いが消えぬうちに何かないものか・・・と色々調べて行く中で見つけたので受けてみた。


「小動物飼養販売管理士」


<試験までに行ったこと>
事前に、教本と問題集、解答集が送られてきたので、3週間前と、前日の2回問題集を解いてみた。
また、通勤時間の合間に、このサイトを使用してみた。
小動物飼養販売管理士 模擬演習問題集① by ポンコタス - けんてーごっこ|みんなが作った検定クイズが50万問以上



<試験当日の流れ>
午前中に1時間、講習会を受講した。
その際、テストに出る内容を教えてくれる。
勉強しないでも行けるよと書いている人はこのことを言っているのだろうけど、いや、勉強して試験望んだ方が絶対いいと思う。
全て選択問題。
1時間の休憩の後、テストは2時間。
1時間経過したら退出できる。


2023年6月より動物取扱責任者資格要件が変更され、資格試験の合格証が必要になる。
現在動物取扱責任者の資格を持ってる人も、新たに資格を取らないといけないため、かなり多くの人が受験する必要がある。
複数、資格試験がある中で、開催頻度が高いのが「小動物飼養販売管理士」。来年2月3月にも予定されている。



<講習会 勝俣和悦さん>
勝俣さんの話がとても面白く、ペット業界にかなり興味を持った。経歴としては、獣医・畜産の大学を卒業後ペットフードの会社に入社し、現在はPSGジャパンペット総合スクール理事長をされている。


今回紹介された、勝俣さんの書いた本「となりの愛犬バカ」を読んでみた。


いきすぎた愛情がペット達を不幸にさせていると筆者は言っている。
それらの事例が書かれており、猛禽類飼育にも共通するものを感じた。
動物の生態などを理解せず、自分の思い込みで生活している人も多い。
もちろん私もかなり間違った解釈をしてフクロウたちと生活していたし、今も十分とはいえない。
少しずつではあるが、理解しようと努めている。
こんなバカ飼い主にはなりたくないなぁと、自分の戒めになるような本だった。



以下、今回の講演で触れられていた話で引っかかったこと
<犬食文化について>
日本で犬食文化はなくなったが、隣国の中国韓国台湾では続いているという話しをしていたが、おそらく認識が違うと感じた。
台湾では2017年に犬猫の肉を食べてはならないと法律で定められているからだ。
日本では動物愛護法があるので食べる人は少ないと思われるが、実は明確には犬肉を食べては行けないという法律がないのが現状である。
いまの日本は実は犬肉食の天国? 台湾人がビックリしたワケ | ゆかしき世界
逆に韓国や中国では実は食べてはいけないという法律がある。(闇取引は続いていそうだが、、、)


日本はみだりに殺してはならないとはあるが、食べてはいけないという法律はなく、実は海外から犬肉が輸入されていたりするのだ。
日本は意外と動物に関する法律の取り締まりが緩い。


+α
<フクロウを飼育できない国は結構ある>
例えば台湾は法律で飼ってはならないと決められている。
一方鷹や隼は飼育できる種類もいる。
フクロウを飼うには特定動物として資格やお金が必要な国が意外と多い。
いつか日本国内で議論になることはあるのだろうか。



<テスト結果>
テスト結果は2週間後にメールで来て、サイトにログインすると見ることができる。
無事合格していた。


<受けて思ったこと>
勉強はもちろん必要だけど、全てが選択問題で、過去問の8割以上が共通なので、完全に問題と解答を理解しなくても直前に解答だけ覚えてテストを受けたら誰でも合格できるとわかった。
こんなに敷居が低くてもいいのか?と感じたが、以前はこういったテストもなく、ペット業界の実務経験のみで動物取扱責任者の資格を取れたのわけなので、一歩進んだと思うべきかもしれない。



<動物保護業界>
最近このようなことを調べることが多いからか、ネット広告で「保護犬・猫でビジネスを!」的なものが出るようになり、イラッとしている。
保護することに関しては正しく、やっている人を尊敬するし、保護にも費用がかかるので、適切に助成金を得て、お金を確保すべきだと思うのだが、広告で儲かりまっせみたいなものを打ち出してほしくない。
真面目にすごい信念を持ってやっている人もいるのに、このような広告のせいで誤った認識を持つ人もいると思う。
たとえ、団体が儲かっていても、保護しないよりはしてくれる方がいいに決まっているので、そういう団体を完全に批判できるのは、保護活動を実際にしている人のみだろうなとも思っている。
私は、知識がまだまだ少ないので、何かを批判することはできない。
これを機に、しっかりとアンテナを立て、調べていきたいと思う。
これから先日本の動物産業はどのようになっていくのか。




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