フライトフェスタ 2023年 鷹 はやぶさ フクロウ
毎年3月の第一日曜日、全国の鷹匠(猛禽類愛好家と言うべき?)が集まって競技が行われている。
「Fright Festa」フライトフェスタ
猛禽屋、World Falconers Club主催の鷹やはやぶさの競技大会。
日本最大級の猛禽の祭典。
アジア一大きい大会と言っても過言では無いのでは?
<場所>
千葉県野田市関宿(せきやど)町 関宿にこにこ水辺公園
<入場料>
500円
<準備する物>
・温かい服装、帽子
・カイロ
・日焼け止め(忘れてしまって顔真っ赤!)
・折りたたみ椅子、レジャーシート
・双眼鏡(あれば便利)
・お菓子
・飲み物
・お酒(車運転されない方)
・沢山の現金(色んなブースでグッズやご飯が売られている)
・カメラ
<競技内容>
5つの競技が行われる。
タイムスケジュールはこちら。
<各競技の詳細>
フライトの知識が無いので、用語がめちゃくちゃだけど、サクッとかきます。
気に触る方がいましたら申し訳ありません。
もっと勉強します。
詳しい説明はこちらを↓
1 ハヤブサ ルアーパス
先っぽに擬似餌(餌に見立てたもの)をくっつけた紐(ルアー)をブンブン振り回して、はやぶさが餌だーって飛んでくるところを、直前でかわすという競技。
ハヤブサが向かってくると回数と、バラエティに富んだ交わし方が採点基準となる。
3分という制限時間の中で、ハヤブサが何回アタックできるかというのを見ていくわけだけど、ルアーの振り方でこんなにもはやぶさの反応が違うのかということがわかった。
もちろん、飼い主さんとの信頼関係、天候などの影響もあるだろうが、技術面で差が出ることがなんとなく感じ取れた。
例えば、少しタイミングがずれてしまうと、ハヤブサが疑似餌(先っぽに結ばれた餌っぽい物)を掴んでしまったり、紐に引っかかって地面に着地してしまったりすることがあった。
他にもハヤブサが大きく飛びすぎて、なかなか戻ってこないため、アタック数を稼げなかったりということもあった。
中には、ルアーを早く交わしすぎて、ハヤブサのやる気が損なわれてあまりアタックをしてくれなくなったということも。
(ほとんど周りの方の会話を盗み聞きしてなるほど〜って思った内容)
その他、沢山の原因(風の吹き方、空腹具合などなど)があるのだろう。
中にはハヤブサの調子を見て、早く終わらす競技者もいた。
ハヤブサにとっても3分間飛び続けることはものすごく体力消耗する。
競技のために空腹だから尚更。
色々競技者の中で考えながら行ってる奥の深い競技だと思った。
ルアーを回す姿はまるで舞っているよう。
2 ハヤブサ スカイトライアル
ハヤブサが高ーく飛んで、制限時間内に擬似餌を使って戻らせる競技。
この競技、ルール説明読んでもよくわからなくて…。
観客側からしたら約20分間ずっとお空を眺める感じ。
同時に野鳥観察も行える。
ハヤブサがストゥープして戻ってくる姿は圧巻。
鳥が最も遠くに飛んでしまう、なかなかリスクがある競技。
訓練されたハヤブサは、遠くへ飛んで行っても飼い主さんが回すルアーを見つけて、戻って来る。
「スカイツリーのてっぺんから地上にいる人間の持っているスマホの文字が見える」
と言われるように、ハヤブサは遠く離れても、餌をめざとく見つけて飛んでくる。
ほんっと、飼い主さんの度胸と、ハヤブサへの信頼がないとできない競技だと思っている。
もちろん遠くへ行ってしまいロストすることもあるので発信機はきちんと付いているのだけど。
3 オオタカ タイムトライアル
50mの距離を飛んでもらってタイムを競う。
大体3秒前後が多かった。
人間だったら9秒くらいかな?
(今はそんなに早く走れんだろうけど)
緊張していたり、周りが気になっていたりと様々な影響もあり、飛べなくなってしまうオオタカもいた。
基本的に受ける側が飼い主さんになるのだが、飛ばす方も、鷹の様子を見て飛ばさなければならない。
あらぬ方向に飛んでいってしまうこともあるので。
4ハリスホーク、その他猛禽アジリティ
障害物競争的な。
3つのチェックポイントがある。
・鷹ほこに飛ばす。
・高い止まり木に飛ばす。(トラップあり!)
・星型の枠を潜り抜ける。
動画にチェックポイントをまとめたので、そちらをご参照を。
フライトフェスタ 2023年 日本一の猛禽類の祭典 素人から見た競技紹介動画
競技者が多く、ハリスホークの他、フェルギナスホーク、シロノスリ、レッドテールホークなどが参加していた。
完走することがいかに大変なのか。
24名参加中完走できたのは5名らしい。
過去にはフクロウで参加した人もいるのかしら。
我が子と比べると、なんてこの子達は賢いんだ!っと思ってしまう。
<フライトフェスタの魅力>
2021年に初めて見に行き、今回2回目。
前回見た時より司会進行がスムーズになり、とても面白かった。
行きにくい場所にはあるけど、遠出して、屋外でのんびりと鳥を観察できることは本当に素敵な時間だと思う。
特に、珍しい鷹やハヤブサに出会えることも魅力のひとつだ。
また、SNSで知り合った方々に出会えることも嬉しい。
競技観戦の際は、ベテラン勢(知識を持っている方)がいる場所で見ると、観戦ポイントが聞こえてくるのでおすすめ。
競技が終わってからも数日、SNSにさまざまな写真や動画が上がり、思い出に浸れる。
前回よりも楽しく思えたのは、SNSを通して競技者を何名か知っていたからというのもあるだろう。
猛禽類が好きな方、写真や動画を撮りたい方、猛禽グッズを買いたい方、沢山の仲間に会いたい方、青空の下で美味しいご飯をつまみにお酒を飲みたい方(私)、年に一度の祭典へ是非行ってみて欲しいです。
2021年の写真 アフコノのおふちゃん
友達がフクロウ連れてきていたので写真撮った。
愛鳥連れの方は、会場を出て周辺の花々と撮影するのも楽しいかもしれない。
花と記念写真
この公園のゴリラ大好き