今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜

猛禽類(フクロウが主)についてつらつら書きます

台湾猛禽研究会 オオカンムリワシ カンムリワシリサーチ

2022年12月
「台灣猛禽研究会」に行ってきた。



<行き方>
台北駅から、260系統のバスに乗り、45分ほど。
士林駅から、260、303系統のバスに乗り、30分ほど。
その他Uberなどのタクシーを利用🚕


<施設入館可能日時>
火曜日から土曜日
時間 11時から17時
休館日 日・月


<展示・活動内容>
剥製や、骨の標本、過去製作したグッズ等
展示物は少ないので、すぐに見終えてしまう。
ワークショップなどを定期的に行っている様だ。
屋外でのバードウォッチングなども開催している。
2022年に、台湾政府より支援を受け、この場所に移ったばかりでとても綺麗だ。


<グッズ販売など>
販売スペースがあるわけではなく、調査員達がいる部屋をノックして話しかけて購入した。
拙い英語を使っていたら、たまたま日本人の学生が実習で来ており、色々訳してもらえた。
(夫は謎の日本人モードに入って訳してくれなかった)


<台灣猛禽研究会について>
創立は1994年、非営利団体である。
猛禽類の保護、調査活動を主体としている。
様々な猛禽類を保護している。
亡くなってしまった猛禽類の遺体も引き取り、何が原因でなくなったかの調査も行っている。
窓にぶつかる、交通事故などが多いようだ。




ウオミミズク
日本国内ではマレーウオミミズクをフクロウカフェで見ることができるが、異なる種である。


ヒガシオオコノハズクの骨格標本
日本のフクロウカフェでも見られる別名カラードスコップスオウル。
似ている種として、日本のフクロウカフェではインディアンスコップスオウルも見ることができるが、それぞれ種類は異なる。
ただ、見分けることが私にはできない。


過去制作された手拭いの展示
何華仁さん 版画画家 享年2021年 



一番保護の数として多いのはオオカンムリワシ
日本の八重山諸島に住むカンムリワシよりも一回り大きい。
写真の人形は実物大。


剥製


日本国内のカンムリワシを保護している施設として有名な場所はこちら。


カンムリワシリサーチ


過去のツイートを見ていると、同種(亜種なので厳密には違うが)を保護する施設として、台湾猛禽研究会と交流されている。


北海道、猛禽類医学研究所とも繋がりがある。
2020年に開催された「台湾猛禽検討会」で、猛禽類医学研究所の齊藤先生も発表されていた。


猛禽類医学研究所についてはこちら。


日本のカンムリワシについて


非常にカンムリワシに興味を持ったので図書館で本をかりてみた。
こちら動物写真家、宮崎学さんの本




宮崎さんは西表島でカンムリワシの撮影を行った。
カンムリワシの特徴としては、クマタカに似ているが、尾羽が短い。
待ち伏せ狩を得意とする。
冠毛と呼ばれる毛が後頭部にあり、怒ると立つ。
日本に住むカンムリワシは開翼1.2m程、
台湾に住むオオカンムリワシは1.8m程ある。
カンムリワシは狩がとても下手と言われている。
たまごは1年に1個、巣立ちまで70日。
現在日本では石垣島と西表島に生息している。
約200羽ほどいると言われている。(北海道のシマフクロウは180羽ほど)


他、福田啓人さんの写真集も


もっとカンムリワシについて知りたい方は各リンクから


宮崎学さんは2021年に東京都写真美術館で展覧会があったので観に行った。
その時の感想記事はこちら。
東京都写真美術館 宮崎学|Maddy|note


西表島へは、探検しに行ったことがあるのでとても思い入れがある。
湿地のジャングルの中で、カンムリワシは一生懸命狩りをして生活している。
この写真集が売られたのは1983年
そして今2023年
どれだけ自然環境が変わったのだろう。
やはり行ったことがある場所に住む生物であるということだけで親近感が湧く。
シマフクロウなみに、是非是非猛禽類飼育者の中で「カンムリワシ」を知ってほしいなと感じている。



台湾猛禽研究会で購入したグッズなど
学会の冊子も含め、様々なグッズを購入した。




最近知ったのだがこの方が色々グッズの絵を描いている。


楽しい時間を過ごせた。
少し遠いのでまた行けるかはわからないが、応援している。



台湾猛禽研究会について オオカンムリワシ


私は、せっかく猛禽類に興味を持って飼育しているのだから、できるだけ知識を増やしていきたいと思っている。
野生下で我が子と同種のフクロウに出会えたらどれだけ嬉しいだろう。
そこから視野を広げて行くと、野鳥の保護活動に興味を持つ。
しかし、活動をお手伝いすることはできないので、グッズ等の購入で少しは貢献できたら良いなと思っている。
何もできない状態でも、団体の存在を知っておくだけで十分だと思っている。
少しずつ自分のできることをしていきたいと思う。


ちなみに次回帰省した時にここに絶対寄りたい!
咕咕嚕博士猫頭鷹之家
https://maps.app.goo.gl/41ZNdm5hYMgHj16eA?g_st=ic




今回の帰省で購入した本

まだ読んで無い 😂




台湾のことについて書いたブログはこちら。
色々台湾帰省の記事をアップしている。


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