今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜

猛禽類(フクロウが主)についてつらつら書きます

フクロウ 整腸剤について考察

今日はフクロウと整腸剤の話について
私がよく話すフクロウショップの店長さんたちはサプリをあまり推奨していない
なのでそこまでサプリの使用を考えていなかった
ただ、整腸剤については最近見方が変わっており使うことも増えた


よく、消化機能が落ちたフクロウにビオフェルミンをあげるといいよという話を聞いてきた
便の調子が悪かったり、口臭がするなど消化器系の調子が悪そうなサインが見られたら使う、もしくは予防的に毎食与える方もいる
ふぐちゃんの消化能力低下による嘔吐が続いた時もビオフェルミンを使っていた
子供や動物用に粉末も売られているが持っていなかったので、錠剤を1/4くらいにカットして水で溶かして餌に含ませて与えていた(この分量は深谷花鳥カフェさんから聞いた)


先日、ふぐちゃんの健診を受けた際に
フクロウの健康診断 目に関する病気の考察 - 今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜
先生にふぐちゃんの食べすぎによる嘔吐について相談した


消化不良は主に2種類ある
・消化できなくて吐き戻し
・消化能力が低下してるから便の調子が悪い
 (便からそのまま内容物が消化されず出てくる)


ふぐちゃんの場合は前者である
そこで同様に消化器系の良性常在菌として宮入菌の使用を勧められた
宮入菌ってなんなの?
ビオフェルミンとの違いは?
そもそも腸内細菌ってなんぞや?
ということでまとめてみる


腸内細菌とは?
腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌とあるが、今回考えるのは善玉菌のこと
例えば、発酵食品に含まれる善玉菌として、乳酸菌やビフィズス菌、酵母菌、麹菌、糖化菌、酪酸菌などがある


善玉菌は、悪玉菌の増殖を抑える、消化器系の粘膜を保護する、免疫力を高めるなどの役割がある




上記サイトの内容をわかりやすくまとめる


整腸剤は,大きく生菌製剤と耐性乳酸菌製剤にわけられる
耐性乳酸菌製剤
抗生物質,化学療法剤投与時の腸内菌叢の異常による諸症状の改善


生菌製剤
腸内菌叢の異常による諸症状の改善



ラクトミン(乳酸菌)
通性嫌気性菌
食品の中(乳製品や漬物など)でも生きている菌(他のものは体内でしか活動できない)
小腸から大腸にかけて増殖し、乳酸を産生する
増殖性ならびに乳酸生成能が高く,有害菌の発育を阻止することにより、腸の粘膜を保護する


ビフィズス菌(ビオフェルミン)
偏性嫌気性菌であり、小腸下部から大腸にかけて増え,乳酸や酢酸を作る
有害な菌が増えることを抑え、腸の動きを活発化させる


(宮入菌 ミヤBM) 
偏性嫌気性菌であり、芽胞を形成、大腸で増える
腸内を弱酸性に保ち、有害な菌の増殖を抑制したり、肥満予防や腸の炎症予防、免疫機能の調整ができる
腸内が弱酸性になることによって、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの吸収性が上がり、ミネラル不足を補うこともできる


糖化菌
偏性好気性菌であり、芽胞を形成する
小腸上部より増殖を始め、乳酸菌の増殖促進作用がある


ビオフェルミン、宮入菌は製剤の名前で、菌の名前としてはビフィズス菌、酪酸菌と呼ばれている
まず、好気性、嫌気性とは、酸素を必要とするかの違いである
その上についている、通性と偏性の違いは、通性の場合は酸素があっても割と活動できる
動物の消化器系の大まかな並びは、口→食道→胃→小腸→大腸→肛門 である
口に近いほど、酸素が多く段々と酸素が減ってくる
なので、主要な菌が働く場所も違ってくる 
乳酸菌は、消化器系全体で働くことができる


ビフィズス菌と酪酸菌の大きな違い
芽胞を形成するかしないか
芽胞を形成することで、耐久性が増し、小腸を超え大腸まで届かせることができる


これらの特性の違いから、使用する整腸剤を変える


糖化菌、酪酸菌、ビフィズス菌 3種混同の整腸剤



家でよく飲んでいるのはビフィズス菌のみのもの
(特にこだわりを持って飲んでいるわけではない)



酪酸菌単体の整腸剤


フクロウに与えるサプリメントや整腸剤について考えていた時、深谷花鳥カフェさんがこの様な動画を作成していたので大変参考になった
深谷市のふくろうカフェ|鳥と触れあい、花を楽しむコンセプトカフェ|深谷花鳥カフェ

全ての鳥飼育者にオススメのサプリメント


サプリメントの使用については正直まだわからない
ただ、整腸剤については今後も上手に使用していきたいと思う
サプリメントや整腸剤は使用する前に一度、動物病院の医師に相談した方が無難だろう 



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