今日から君は自宅警備員〜フクロウ日記〜

猛禽類(フクロウが主)についてつらつら書きます

何故、フクロウを外に出すのか?(ロストに注意して!)

フクロウを外に連れ出す飼い主さんは多いと思う。私もそうだ。
なぜ外に連れて行くのか?と聞かれると、どう答えるか?
・皆がやってるから
・犬の散歩みたいで一緒に外に出ると楽しいから
・写真撮影をしてSNSに乗せたいから
・外で自由に遊ばせたいから
そんな理由だけじゃない
外に出したり、据え回しをすることはメリットがある。


◯ ビタミンDの生成でカルシウムを作り骨を強くする
本来外で生活する動物は、室内にいるだけだと生きていくのに必要なものが得られない。
一番大切なものが、太陽の光である。
太陽の光にはビタミンDの生成を促す紫外線が含まれている。
ビタミンDはカルシウム形成に必要な成分だ。
カルシウムが少ないフクロウは、骨がスカスカになり骨折しやすかったりする。
室内の窓越しだと、紫外線が届かないので、外にでて直接太陽光を浴びる必要がある。
だから外に出る必要がある。


<据え回しとは?>
腕の上にフクロウをのせて、外を歩くこと。
メリットとして、飼い主との信頼関係が築けると言われている。
鷹匠の調教過程の1つである。


そもそも、何故飼い主と信頼関係を築く必要があるのか?
自然のままのフクロウ、自由気ままに家の中を飛び回って生活して欲しい。
私はあもちゃんをお迎えしたばかりの時はそう考えていた。
しかし、色々な方に話を伺う中で、自由ばかりがフクロウにとって良いとは限らないと知った。
一緒に生活する以上、人間に慣れてもらうことが一番大事である。
人間をストレスに感じてしまうような個体だと、ストレスで早く亡くなってしまう可能性もあると聞く。
据え回しをすること自体も確かにストレスを与えることだけど。
夜間の据えから初めて、徐々に慣らしていくことで、一緒にいる飼い主を信頼するようになる。
また、外に連れ出すことは据え回し以外にも、病院やメンテナンスの移動などある。
それらのストレスに慣らすためにも、一緒にいる飼い主を信頼させ、家の外の環境に出ることに慣らせておくことも大切では無いだろうか。


最初の質問に戻る
フクロウをなぜ外に連れ出すのか?
・飼い主との信頼関係の形成
・太陽光を直接浴びることでビタミンの形成を促す
この2つを答える


ただ、フクロウや猛禽類を外に連れ出すとき必ず注意してほしいことがある。
絶対にロストさせないこと!
この記事で一番言いたいのはここ!!!
据えまわしの時は必ずリーシュをどこかに結ぶこと。
2本のリーシュを使ったダブルリーシュ、おすすめ。
詳細はカイークさんのブログを



フクロウ ロスト対策 ダブルリーシュ



外で別の場所に繋留させる時、フクロウが飛んでいって紐が外れてしまいロストしてしまったという話も聞く。
そういうことがないためにも気をつけて欲しい。



夫がふぐちゃんを溺愛しすぎて、最近、据え回しが好きになった。
暑くなってくるので時間帯に気をつけつつやっていこう。


これから先、フクロウも人間もバテやすい季節になるので要注意!
据え回し時には、霧吹きや(暑さ対策、掃除に便利)、ティッシュ、ビニール袋を用意している。
犬の散歩と同じような持ち物??
水を飲ませるように皿を持って行かれる飼い主さんもいる。
外で起こり得そうなことを想像してしっかり準備をして楽しい据え回しを〜。




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